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見えないものを見る 42. 「マンリョウ(万両)」

2013年06月03日

  植物には、一両・十両・百両・千両・万両と呼ばれているものがあります。 名前から考えると、江戸時代に名付けられたのでしょうか?
 正月に、センリョウは生け花によく利用され、マンリョウは、床飾りとして利用される縁起の良い植物ですね。
 それにしても、どうしてこんなに、大変な格差のある名前を付けられたのでしょうか?
 それぞれに共通しているのは、小さな可愛い実を付けます。 違いは、実の付け方にあります。 センリョウの実は、枝の先端、葉の上につけていますね。 万両は、葉の下に慎ましく付いています。(写真)
 日本人は、感情的に自然を見て、自然から学ぶことができます。そのことが、名前に表れていると思われます。
 マンリョウは、慎ましく謙虚に、葉の下に実を付けるということで多くの人に愛され、大切にされているんですね。
 人間も、謙虚な人が皆から愛されているということは分かるのですが、なかなか謙虚になれない自分がいます。


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